こんにちは。
今日はカナダ在住もしくはカナダ在住を少しでも考えている方へ向けて、一つのキャリアプランとして介護士という仕事を紹介していきます。
留学も終わりに差し掛かり海外移住を考えている中、将来の自分のキャリアをどうしようか考えましたし。
(ましてバンクーバーの物価高すぎますし)
病院や施設は結構閉鎖的であるため、実際に施設内を見学に行くことも出来ないですしね。
私も医療従事者としての経験はあるものの『カナダで介護士になる』と決断するまでたくさん悩みました。
- 介護士の仕事内容とは? 介護の仕事って体力勝負な気がするけど実際は?
- 勤務時間やシフトの組まれ方は?休みはどうな感じ?
- 正直仕事って見つかりやすいの?
今回はこの点に絞って記事を書いていきます。
私の介護士としての職歴を一応伝えておきます。
①民間経営の老人ホームでフルタイム勤務
②公立経営の老人ホームでパートタイム勤務
③同じ公立経営の老人ホームでカジュアルポジションへ変更
④病院の急性期病棟へ移動し、パートタイムで勤務中
1:介護士の主な仕事内容
日常生活動作の介助 排泄、入浴、食事の介助、トイレや車いすへの移乗
洗濯や軽い部屋の掃除などの家事支援
とてもわかりやすい画像を見つけました。
実際働いての感想は、
仕事自体はシンプルで難しくはない!
とにかく利用者さんのルーティンを覚えて、働きながらスキルを身につけていくという感じです。
とにかく経験の長い同僚の介護士は本当にいろんなスキルを持っています。
(私はそれを ”マジック”と呼んでいます)
私はその ”マジック”をひたすら真似てスキルをつけています。
2:主な働き先
カナダも日本と同様、介護士として様々な就職先があります。
Long Term Care
特別養護老人ホームやグループホームがこれにあたります。
- 日常生活動作が自立している人が少ないため、仕事内容は介護支援が多い
- 認知症の方、障害があり特別支援の必要な人が対象
- 介護度の高い病床は介護士が多めに配置されている
- 忙しい度 ★★★★☆
Assisted Living
有料老人ホームがこれにあたります
- 食事や排せつ、移乗動作は自立している人が多い
- 介護ではなく生活支援の仕事が多い
- 介護度が低めのため、一人当たりの受け持ち利用者が多め
- 服薬介助をする介護士もいる
- 忙しい度 ★★★☆☆
Home Care
訪問介護がこれにあたります
- 利用者(クライアントと呼ぶ)の自宅で働く
- 1~3時間ほど時間設定されその時間内にケアを行う
- ケアが終わった後は、クライアントの自宅で時間をつぶす
- 軽い自宅の掃除や洗濯も行う時あり
- 一人のクライアントの自宅で8~12時間勤務することもあり
- 忙しい度 ★★☆☆☆
私の経験と訪問介護で働いている友人からの情報からまとめたものですが、働き先によって利用者さんや重症度も変わってきます。Long Term Care とAssisted Living は施設内に看護師が24時間在住しています。
正直働いてみた感想は、
仕事のルーティンの把握が、仕事のしやすさを大きく変える!
わたしは経験のためLong Term Care で働きましたが、モーニングケアの時間帯は忙しいです。
受け持ちは6人~10人で、とにかくタイムスケジュールを組んでタスクをこなしていくという感じです。
ただ、仕事のルーティンを把握してしまえば問題なく仕事はこなせました。
朝食の時間が過ぎれば比較的ゆっくり仕事ができます。
時にはやることがなくなる、、というようなことも多々あります。
(正直、レストランで働いているときの方がきつかったです。)
3:勤務時間やシフト、休日、休みやすさ
ほとんどの勤務スケジュールは3交代制になっています。
<Long Term Care とAssisted Livingの勤務例>
Day Shift : 7 : 00 ~ 15 : 00 (ランチ休憩30分、コーヒー休憩30分含む)
Evening Shift : 15 : 00 ~ 23 : 00
Night Shift : 23 : 00 ~ 07 : 00
<Home Care の勤務例(友人談)>
09 :00~17:00 の8時間、同じクライアントの自宅での勤務
午前3時間(例;07 : 00 ~10 : 00 ) と午後3時間 ( 17 : 00 ~20 : 00 )
08 : 00 ~ 16 : 00 の8時間勤務で複数のクライアントの自宅を移動
など、さまざまなスケジュールがありそうですね。
私の場合、就職した際に1年分のスケジュールをもらいました!
今まで3か所で働いてきましたどの施設でも、シフトは固定か1年分のシフトが配られました。
Day Shift が数週、Evening Shiftが数週というサイクルです。
もちろん有給もあります。
有給休暇を取るためには事前に申請をしないといけませんが、同僚みんな有給を取れています。
急な予定が入った場合は同僚にシフトを変わってもらったり、体調がすぐれない時や病院通院の予定が入ったときは病欠も取れます。
シフトと同僚を交換するのは、私も頻回に行っています。
4:就職先の見つけ方
就職先は大体求人サイト(Indeedなど)、知人からの紹介、学校からの紹介、になると思います。
実際に私が職場に応募したのは次の4通りです
- Indeed で募集している施設を見つける
その施設のホームページをチェックしそこから応募 - 気になる病院のホームページから応募
- 実習先の施設に履歴書を渡す
- 自分が希望する施設で既に働いている人からの紹介
この4つのどの方法でも面接の連絡が必ず来ました。
正直、介護士の仕事は面接連絡が来た時点で採用決定のような気がします。
4番の知人からの紹介は、旦那の同僚の奥さんが病院で働いてたので、
奥さんに了承をもらい奥さんからの紹介で仕事に応募しました。
(ちなみに私は奥さんにお会いしたこともありません)
未経験者でも、仕事はすぐに見つかります。
それは介護士のいいところですよね。
まとめ
介護の仕事はオフィスワークとは違って体力が必要ですが、仕事内容を覚えてしまえば然程忙しくありません。
休日も週休2日は確実にありますし、シフトも決まっているため休日の計画は立てやすいだけでなく、
有給や病欠も取りやすいです。
カナダは介護士不足と言われていることもあり、本当にどこでも募集しています。
未経験でも就職先は見つかりやすく、心配する必要はないと断言できます。
フルタイムでガッツリ働いたり、
パートタイムで週3、4日働いたり、
施設や病院で経験を積み次のキャリアへ生かしたり、
訪問介護でゆっくり時間をかけて利用者さんと付き合ったり、など
働き方が多様です。
実はもっと自由な働き方のカジュアルというポジションもあるのですが、
これは次回また書きます。
私のブログを読んでいただきありがとうございました。
優良な情報が届けられるようこれからも頑張っていきますので、
これからもよろしくお願いします。